一戸建ての家を建てたい。
と企て中のシングルマザー40代 つなハチです。
今回、実家敷地内にお家を建てることになりました。
しかし、ひとつの敷地内には ひとつの家しか建てたらいけないというルールがありまして、もし同じ敷地内にふたつのお家をたてるなら「分家住宅の申請」をしなければいけないそうです。
家を建てるには、契約したらすぐに着工できるモンだと思ってましたが、そう簡単にはいきませんでした。
まずは、「建築(分家住宅)確認の申請」を住んでいる自治体にお願いして、「家を建てても良い」という許可をもらわなければならないらしいです。
この申請には、住宅ローン借入れと同じく事前審査(仮審査)と本審査の二段階ありました。
今回は、前段階の審査申請にかかった実際の期間と費用について書こうと思いますので、実家の庭に家を建てようと計画中のあなたの参考になればと思います。
◆建築確認申請とは◆
建築物を建築したり、大規模な修繕をするとき、建物の建設工事に着工する前に都道府県や市などの担当課に必要な書類を提出し、「建築確認」の手続きの申し込みをすることです。
「建築確認」は、建物の設計や敷地配置などの計画が建築基準法などに適合しているか、都道府県または市町村の建築主事(建築確認等に関する事務を担当する役職)や指定確認検査機関による確認を受ける手続きのことです。
これによって、建築基準法などの法律に不適合な建築物が建設されるのを防ぐことを目的としています。
(引用;SUUMO、住宅用語大辞典より)
Contents
建築確認申請にかかった必要な費用や手数料は安い?高い?
「建築確認申請」にかかる費用とは、基本、構造や、面積で変動します。 また会社のさじ加減で決められている金額なのかな、と思っちゃいました。
というのも・・・、新築注文住宅を計画中に2つの会社さんにお見積りをお願いしていました結果、双方とも金額が違いすぎました。
ちなみに、希望のお家は
- 木造 平屋
- 2LDK
- 19坪
- 建面130平方メートル
- 面積390平方メートル
A住宅会社さんは、建築確認申請費用として110万円から130万円のお見積りでした(高っ!)。
今回、契約した施工会社さんは0円(建築確認申請・完了検査費用が「込み」の価格)の提示!
若干の差ならそれ相当の相場なのかと両者どちらと契約するべきか悩んでしまいますが、このような雲泥の差にもなると、わりと決断するのに迷わなかったです。
なので、やはり見積もりで比較すると会社独自の色が見え隠れします。
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※「平屋、二世帯住宅に住みたい」「1000万台の家」「部屋数少なめ」「間取りは狭くてOK」などを伝えて、希望にあった間取りプランを提案し家づくり計画書を作ってもらえます。
ただ、0円と見積もり提示されましたが、その分コチラが用意負担する書類が少々ありましたので、それにかかった費用があります。
それがコチラ
- 理由書 0円(自作)
- 家系図 0円(自作)
- 戸籍謄本 750円(私と亡くなった祖父母の分)
- 戸籍の附票 1,200円
- 除籍謄本 750円(亡くなった祖父母の分)
- 住民票 800円(家族全員分)
- 名寄帳 1,200円(4枚)
- 無資産証明書 900円(3枚)
合計の費用:5,600円
分家住宅に必要な「理由書」「家系図」を自分で作る
安い分、こちらが用意した書類のなかで、一番めんどうクサイ書類が「理由書」でして、「なぜ分家住宅を建築するの必要があるのか理由を書いてください。」というものでした。
・・・とは、行政には言えないので、低姿勢でかしこまりの心持ちでA4用紙一枚にツラツラと理由を書きました。
全文は控えさせていただきますが、ざっくりとした理由書はコチラです。
↓↓
(省略)・・・・ 実家の狭い居住空間に、これから小学生になる娘と私の両親4人で生活するには少々手狭に感じてきました。
かといって馴染みのない土地に母子2人で暮らし、賃貸料を支払い続けるよりも、実家敷地内を利用して住み慣れた土地で生活基盤を築きたいと考えております。
両親も近くにいるので安心感も得られるため分家住宅を申請いたします。(省略)・・・・・
と、こんな感じです。
作文能力0の私が書いた理由書に、もちろん審査機関から数か所指摘を受けました(恥ずかしい)。
指摘箇所の一部はこちら
↓
このような返しを受けまして、何度か理由書を修正して書き直し再提出をしました。
行政書士さんにお任せすれば、こんな労力と時間をさく必要はなかったでしょう。
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自分でできるかもしれない申請でも経験豊富な専門家に相談しましょう。
申請書類の作成や役所への届出を任せたい
次にめんどうクサかったのが「家系図」。
家系図なんて 日本史の教科書で見るぐらいで、そんな立派な系図は貧乏な我が家には存在してないので、自作しました。
「祖父母→私の両親→私本人→子ども」と2親等までさかのぼって書くことと、それぞれ個人の生存状況と生死年月日、住所も必要でした。
建築確認申請にかかった期間は約2か月でした!
申請するのに必要な書類はたくさんあって混乱してしまいますが、申請そのものは施工会社さんがやてっくれました。
市町村へ提出
2021年2月に、いざ提出!!
- 開発区域の位置図
- 附近見取り図
- 土地謄本・地籍図(字図)
- 求積図
- 現況図
- 土地利用平面図
- 給排水施設計画平面図
- 現況写真(撮影年月日・撮影方向記入)
事前審査の許可がおりる
提出して2か月後の2021年4月に「仮審査が通りました」の通知がきました。
早いところでは結果の通知がくるまでには7日間程度との情報がありましたが、私の場合は仮の審査に、2か月もかかりました。。。
事前に住宅会社さんからは、「おそらく1か月ぐらいで、許可が通るでしょう。」と言われていたのに、その倍時間がかかったので、途中でもう 家を建てるのをあきらめそうになりました。
まとめ
費用は安く済みましたが、その分自分で作成する「理由書」・「家系図」に時間を取られた感じです。
あと少しだけモヤッと感じたことは、申請中に証明書(戸籍や住民票、附票など)の発行書類の提出を小出しに要求されたことですかね。
普段、フルタイムで仕事しているので、こういった公的な書類の手続きをするのに平日窓口にいく時間がなかなかとれないです。
結局、年休をとって何度も役所窓口に行かされました。
なにはともあれ2か月とかかりましたが、仮の申請に許可がおりたのでホッと安堵の気持ちでいっぱいです。
しかし、まだ「仮」であります!
ようやく家を建てようとする始めの一歩が出た感じです。
これから建築確認本審査にむけて、今度は土地分筆の工程へ進みます。
夢のマイホーム、先は長い・・・。