②足の裏にほくろ?メラノーマ?悪性黒色腫?診断目的切除までの経過

足の裏のほくろ

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はじめての大学病院

はじめて ほくろメインの診療目的に大学病院皮膚科を受診しました。

紹介状を持って、初めての大学病院へ。

デカい施設に、いろんな診療科があって戸惑う40代のおばさん。

患者も多い。。。

8時30分に新患受付。

30分かけて診察券を作ってもらい いざ皮膚科へ!

9時に皮膚科受付を済ませる。







まずは予診での診察

先生の診察前に、研修医(?)の先生のプレ診察室に呼ばれたのが、1030分。

若くて細い 可愛い女の先生。

可愛いな。

予診の内容(既往歴などの質問)

予診の内容
  • 既往歴 → 大病なし。骨折を人生で一回。
  • 家族病歴 → 現在生存者家族に癌病なし。
  • 発見経緯 → 10年以上前からできたもので、ただのホクロと思ってたのでイマイチ起点がわからない。
  • 症状の有無 → 痛くもかゆくもない。ただの見た目がおぞましいだけ。

質問を怒涛にされました。

ダーモスコピー検査

「では足裏を見せてください。写真をとります。」

靴下ぬいだら、、、!!

!!!!。

靴下を脱いでみたら、黒糸かたまりた~くさんひっつていました。

ちなみに、その時履いていた靴下の色はでした。

緊張と蒸れで、おばさんの足裏はベタベタ。

つなハチ
ヤバい。

5㎜サイズの小さいホクロだけに、

どこにホクロがあるのかわからない。

つかさず足にひっついいていたゴミを払いのけ(ペッペッ)、

おもわず

「汚くて、すみません。」

と謝りながら、右足裏を見せました。

笑いながら「いいでよ。」と女医さん。

まずこれね。こいつです。

写真をパシャリ。

次にダーモスコピー検査をしてもらいました。

痛くもかゆくもない。

プレ診察は、ここで終わり、また皮膚科受付前の長椅子で、本診察に呼ばれるまで待ちます。







いざ本診察室へ

11時に呼ばれて、やっと主治医となる男性先生に本診察をしてもらえることに。

傍らには 分厚い本(皮膚科診療治療のガイドライン本?)を見ながら端末パソコンに向かって仕事している、もう一人別の白衣を着た女性の方がいらしてました。

分厚い本で、私の症状にマッチするページを開いてたようで。。。

その人の存在が気になりながらも、主治医との診察がスタート。

また汚い足裏をみせまして(恥)、サイズを測られます。

ダーモスコピー検査の結果について

先ほどプレ診察でダーモスコピーした時の拡大画像を供覧させてくれました。

拡大鏡のダーモスコピーでみた私の黒いヤツ

こんな模様でした。

帯状の黒い線と白い線が交互にあります。

しましま模様。

黒い線の上には白い小さな点がならんでいました。

この白い点は汗の腺らしく、汗の腺は皮膚の頂上(=皮丘というらしい。)にあるそうな。

皮膚の表面は山あり(皮丘:ひきゅう)谷あり(皮溝:ひこう)の波状の構造らしい。

つまり、私のホクロはその頂上の皮丘に色がついていて、谷の皮溝には色がついていない。

紹介状に書かれている内容もみせてもらいました。

「皮丘優位パターンのようにみえます。」

という言葉がありました。

皮丘優位パターンとは

「皮丘優位パターン」とは、ダーモスコピー検査でメラノーマに見られる所見だそうな。

ダーモスコピーでの所見ではいくつかのパターンがあって、そのうちの1つに

「皮丘優位パターン」もしくは「皮丘平行パターン」といわれるそうです。

このパターンが見られる場合には、メラノーマを疑うんだそうです。

この検査の感度86%、特異度99%との報告があがっているそうで、

なんのこっちゃわからないが、

”日本人では掌蹠に好発する肢端黒子型メラノーマが
最頻病型だが,この肢端黒子型メラノーマは,白人に多い表在拡大型メラノーマとはまったく異なるダーモスコピー所見を呈する.とくに皮丘平行パターン(parallel ridge pattern)という皮丘優位の帯状色素沈着がメラノーマにおいて早期病変の段階から高率に認めら
れる(感度 86%,特異度 99%).この特異なダーモスコピー所見によって肢端黒子型メラノーマを早期病変の段階で検出,診断することが可能である。”

引用;皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第 2 版より

皮膚悪性腫瘍ガイドライン(第2版)では、「ダーモスコピー検査はメラノーマ診療に必須」と位置付けられており、 特に、「手のひら・足の裏のメラノーマの早期検出の感度86%、特異度99%」と報告されているそうです。

頭の弱い私には、なにいってるかわからないけど、99%っていう数字が、なんかこわい。







臨床所見では99%メラノーマかも!?

先生が

「白人に多い・・・日本人にも・・・」なんちゃらかんちゃら・・・

と、罹患傾向の説明がはじまりましたが

はっきりとした病名はおっしゃらず。

「白人」と言った時点で、先生は臨床的に「メラノーマ」を疑っていると感じました。

「これは、手術対象の症例と私たちは考えます。」

「手術をして、病理検査で調べてもらって、そこで確定診断をさせてください。」

「カンファレンスにかけてマージン切り取り範囲を考察させてください。」

「お仕事は、何されています?」

つなハチ
すわりっぱの事務です。

「術後、抜糸に2~3週間かかります。歩けますが、激しい運動はしないでください。」

今日、この日に取ってもらえると思っていたけど、そうではないようです。

「手術の段取りを考えて、2週間以内には連絡します。それまで来院は不要です。」

5分ぐらいで診察、おわり。

最初の受診を終えて

10年以上私の足裏にひそんでしていた黒いヤツは、どうやら、悪そうな顔つきのヤツらしい。

どうか、癌ではありませんように。

全切除摘出術(初診から約一か月後)までの心境は、もう。。

居ても立っても居られない。

夜な夜な、

メラノーマ

悪性黒色腫の情報を検索しまくりです。

心あらずの不安定な一か月を過ごすことになりました。