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はじめての大学病院
はじめて ほくろメインの診療目的に大学病院皮膚科を受診しました。
紹介状を持って、初めての大学病院へ。
デカい施設に、いろんな診療科があって戸惑う40代のおばさん。
患者も多い。。。
8時30分に新患受付。
30分かけて診察券を作ってもらい いざ皮膚科へ!
9時に皮膚科受付を済ませる。
まずは予診での診察
先生の診察前に、研修医(?)の先生のプレ診察室に呼ばれたのが、10時30分。
若くて細い 可愛い女の先生。
可愛いな。
予診の内容(既往歴などの質問)
- 既往歴 → 大病なし。骨折を人生で一回。
- 家族病歴 → 現在生存者家族に癌病なし。
- 発見経緯 → 10年以上前からできたもので、ただのホクロと思ってたのでイマイチ起点がわからない。
- 症状の有無 → 痛くもかゆくもない。ただの見た目がおぞましいだけ。
質問を怒涛にされました。
ダーモスコピー検査
「では足裏を見せてください。写真をとります。」
靴下ぬいだら、、、!!。
!!!!。
靴下を脱いでみたら、黒糸のかたまりがた~くさんひっつていました。
ちなみに、その時履いていた靴下の色は黒でした。
緊張と蒸れで、おばさんの足裏はベタベタ。
つかさず足にひっついいていたゴミを払いのけ(ペッペッ)、
おもわず
「汚くて、すみません。」
と謝りながら、右足裏を見せました。
笑いながら「いいでよ。」と女医さん。
まずこれね。こいつです。
写真をパシャリ。
次にダーモスコピー検査をしてもらいました。
痛くもかゆくもない。
プレ診察は、ここで終わり、また皮膚科受付前の長椅子で、本診察に呼ばれるまで待ちます。
いざ本診察室へ
11時に呼ばれて、やっと主治医となる男性先生に本診察をしてもらえることに。
傍らには 分厚い本(皮膚科診療治療のガイドライン本?)を見ながら端末パソコンに向かって仕事している、もう一人別の白衣を着た女性の方がいらしてました。
分厚い本で、私の症状にマッチするページを開いてたようで。。。
その人の存在が気になりながらも、主治医との診察がスタート。
また汚い足裏をみせまして(恥)、サイズを測られます。
ダーモスコピー検査の結果について
先ほどプレ診察でダーモスコピーした時の拡大画像を供覧させてくれました。
こんな模様でした。
帯状の黒い線と白い線が交互にあります。
しましま模様。
黒い線の上には白い小さな点がならんでいました。
この白い点は汗の腺らしく、汗の腺は皮膚の頂上(=皮丘というらしい。)にあるそうな。
皮膚の表面は山あり(皮丘:ひきゅう)谷あり(皮溝:ひこう)の波状の構造らしい。
つまり、私のホクロはその頂上の皮丘に色がついていて、谷の皮溝には色がついていない。
紹介状に書かれている内容もみせてもらいました。
「皮丘優位パターンのようにみえます。」
という言葉がありました。
皮丘優位パターンとは
「皮丘優位パターン」とは、ダーモスコピー検査でメラノーマに見られる所見だそうな。
ダーモスコピーでの所見ではいくつかのパターンがあって、そのうちの1つに
「皮丘優位パターン」もしくは「皮丘平行パターン」といわれるそうです。
このパターンが見られる場合には、メラノーマを疑うんだそうです。
この検査の感度86%、特異度99%との報告があがっているそうで、
なんのこっちゃわからないが、
最頻病型だが,この肢端黒子型メラノーマは,白人に多い表在拡大型メラノーマとはまったく異なるダーモスコピー所見を呈する.とくに皮丘平行パターン(parallel ridge pattern)という皮丘優位の帯状色素沈着がメラノーマにおいて早期病変の段階から高率に認めら
れる(感度 86%,特異度 99%).この特異なダーモスコピー所見によって肢端黒子型メラノーマを早期病変の段階で検出,診断することが可能である。”
引用;皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第 2 版より
皮膚悪性腫瘍ガイドライン(第2版)では、「ダーモスコピー検査はメラノーマ診療に必須」と位置付けられており、 特に、「手のひら・足の裏のメラノーマの早期検出の感度86%、特異度99%」と報告されているそうです。
頭の弱い私には、なにいってるかわからないけど、99%っていう数字が、なんかこわい。
臨床所見では99%メラノーマかも!?
先生が
「白人に多い・・・日本人にも・・・」なんちゃらかんちゃら・・・
と、罹患傾向の説明がはじまりましたが
はっきりとした病名はおっしゃらず。
「白人」と言った時点で、先生は臨床的に「メラノーマ」を疑っていると感じました。
「これは、手術対象の症例と私たちは考えます。」
「手術をして、病理検査で調べてもらって、そこで確定診断をさせてください。」
「カンファレンスにかけてマージン切り取り範囲を考察させてください。」
「お仕事は、何されています?」
「術後、抜糸に2~3週間かかります。歩けますが、激しい運動はしないでください。」
今日、この日に取ってもらえると思っていたけど、そうではないようです。
「手術の段取りを考えて、2週間以内には連絡します。それまで来院は不要です。」
5分ぐらいで診察、おわり。
最初の受診を終えて
10年以上私の足裏にひそんでしていた黒いヤツは、どうやら、悪そうな顔つきのヤツらしい。
どうか、癌ではありませんように。
全切除摘出術(初診から約一か月後)までの心境は、もう。。
居ても立っても居られない。
夜な夜な、
メラノーマ
悪性黒色腫の情報を検索しまくりです。
心あらずの不安定な一か月を過ごすことになりました。
5㎜サイズの小さいホクロだけに、
どこにホクロがあるのかわからない。